(がん報告)友達

(がん報告)周りに人にはどう話す?

わたしの場合、自分でしこりを見つけ、病院を探し、検査までだいたい10日間くらいでしょうか、不安に押しつぶされそうになりながらも、
検査や仕事やなんだかんだと日中は忙しく、夜だけ眠れないという感じでした。

が、初診の検査が終わり、細胞診の結果待ちとその後の精密検査までのあの魔の約1週間から2週間、
そう、みんなが口を揃えて辛かったっていうこの期間、
私も例外なく辛く、これはもうどうにも一人では乗り越えられませんでした。
ちょうど、小林麻央さんのブログが人気がでていたそんな頃でした。
検査結果前というのもあり、また、乳がんについてあまり勉強していない頃だったので、
乳がんになったらみんな一緒で同じように悪くなっていくと思っていました。
麻央さんを見て私もこうなるのか、人ごととは思えずそう思ってました。
知らないって怖いですね、乳がんでもステージやサブタイプなどで異なるのに、
その頃はみんな同じだと思ってました。

一人で家に居ても悪いことばかり考え、気が滅入るので、
なるべく外に行くようにしてました。
昼間だけでなく、夜でも遅くまで開いているファストフードのお店や、
ファミレスに行ってました。

一人で耐えきれないと痛感したとき、
じゃあ誰に相談できるのか友達を思い浮かべてみました。
仕事を言い訳にだんだん疎遠になっていた友達、
驚くほどがんであることを相談できるような友達が少ないことに愕然としました。
でも、少なくても相談できる友達がいることに心から感謝しました。

一番の親友には手紙を書きました。
最近疎遠になっていたことを詫びるとともに突然こんな相談して申し訳ないけれど、
一人じゃ耐えられないから相談に乗ってくれないかと。
正直に素直な気持ちを伝え、助けを求めました。
手紙を書いながら、あたかも一人で生きていたように思っていた自分。
人に支えられているということを忘れていた自分の愚かさに気づきました。

高校時代からの地元の親友は、すぐに連絡をくれもっと早く連絡しなかったことで私を怒りました。
あの時は本当に涙が止まりませんでした。
一生忘れることはないと思います。
彼女は、告知の時病院にわざわざ来てくれました。
そして、その足で彼女と一緒に抗がん剤でなくなってしまう髪の準備、
ウィッグを選びに行きました。
彼女がいてくれたからウィッグ選びが普通のショッピングのようで楽しかった。
今から髪が抜けてしまうという悲観的な感じは全くなかったのを覚えています。
そして、今と同じ感じの一番自然なウィッグを選ぶことができました。

また、遠く離れた場所にいる大好きな友達にも連絡しました。
彼女もまた、いつも気にしてくれ、励まし、
時に差し入れと言っては荷物を送ってくれました。
抗がん剤で髪がなくなった私のためにかわいい帽子を送ったくれたり。
離れているからこそ、わたしも泣き言を言いやすいというのもあったり、
本当にありがたかったです。

最後に、近くに住む友達。会社の同僚と元同僚の仲良し3人です。
そのころ小林麻央さんのブログが有名だったので、
麻央ちゃんと同じ病気になっちゃったと伝えました。
その時わたしは一人死ぬかもしれないと悲観してましたが、
なんと、友達の友達が子宮がんだったけど今は元気にしてるからきっと大丈夫だよとか、
わざわざ話しにでることはなかったけれど、
私以外にも病気になって治療して頑張っている人がたくさんいるんだなとはっとしたのを覚えています。
近くにいる友達は、私の体調が良いときは気分転換にとドライブに連れて行ったりしてくれました。
治療中でも楽しいことを諦めない。そんな風に思わせてくれたことがありがたかったです。
抗がん剤でウィッグをかぶっていましたが、会社に復帰する時、ウィッグのまま行くか、超ベリーショートの髪でウィッグ無しで行くか、
本当に悩みました。
ホットフラッシュの突然の汗だくにウィッグは耐えられるのだろうかと。
あとは、たまの外出ならまだしもずっと座ったまま会社でウィッグがバレるのが気になって仕事なんてできるのだろうかと。
治療がひと段落した時にお祝いで1泊の旅行に行った時、
友達にカミングアウトしました。超ベリーショート、ほぼ坊主頭の自分を。
すると、友達がそのままで大丈夫と背中を押してくれました。
かっこいいよと。
もともとセミロングくらいの長さがあったので、
好奇の目で見られるのがとても怖かったですが、復帰して3日くらいで会社の人も見慣れて?何も言われなくなりました。
むしろ、似合っていると褒めてくれる人が多かったです。
私も髪をショートにしようかなとか言ってくれる人もいたりして。
会社の人は私の病気のことは知らないので、まさか抗がん剤でこうなったとは思ってなく、イメチェンしたくらいに思ってました。

友達が背中を押してくれたおかげで、汗だくになっても快適に過ごせました。

結局、この魔の期間を乗り越えるにあたり、わたしは7人の友達にSOSを出しました。
・家族のような地元の親友
・遠く離れた他県に住む大好きな友達
・遠く離れた他県に住む自分も病気と闘っている地元の友達
・近くに住む大学の頃からのマブダチ
・近くに住む楽しいことたくさん大好きな友達

自分が伝えたい人にだけ報告すればいいんだと思います。乳がんであるという超プライベートなことを義務的にいう必要はないと思います。

わたしは伝えたいと思った信頼できる人にだけ伝えました。自分のためにならない噂のタネになるだけの人には伝える必要ないと思い、あえて伝えていません。

心から信頼できる彼女らがいなかったらあの魔の期間は乗り越えることはできなかったと思います。もちろん治療中も。
一生忘れることはないと思います。心から感謝です。

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